ニューバランスのスニーカーは生産している国の違いで、価格や使用されている生地や素材が異なります。
アメリカ、イギリス製のスニーカーは価格が高いですが、それにはしっかりとした理由が存在するのです。
アジア製は限りなくライン作業、USA、UK製は手作業
中国などアジア製のスニーカーは工場のラインで生産されています。
つまり、大きな機械を使って大量生産してコストを下げることでスニーカーを安く販売しているのです。
反対にUK、USA製のニューバランスは手作業の工程が多く、コストが高くなります。
そのため販売価格も高くなるのです。
ちなみに中国産だからと言って手を抜いていないのがニューバランスの良い所で、中国にある工場も自社のもの。
つまり、ブランドの品質を守るために他の企業にスニーカーの生産を外注せず、あくまでも自社でスニーカーを生産しているのです。
アメリカ・イギリス製ではなく安価なアジア製のニューバランスも人気がある理由がなんだか分かる気します。
1つのチームから完成する上質なスニーカー
ニューバランスのアメリカ・イギリスのスニーカーは一つのチームから完成されます。
そのチームにはスニーカーの品番(990や574)のような数字の名称が付けられており、中でも特別なチームが、
「チーム32」です。
このチーム32はニューバランスの中でも特別なシューズを作っている集団で、限られたメンバーしか入ることが許されません。
過去のスニーカーには生産したチームが分かるカードが付属
今ではありませんが、過去のニューバランススニーカーには、このようなカードが付属されていました。
画像を見ると分かりますが、「TEAM No.37」と書かれています。
TEAM37が作ったスニーカーが入っているということです。
これが上質なスニーカーになるとTEAM32になります。
USA・UK製スニーカーに使用されるレザーの質
一般的にレザーの質のランクは4種類あると言われています。
それぞれ耐久性などに違いがあり、以下のように別れます。
上からランクの高い順です。
- ソファー、車のシート
- アパレル
- バッグ
- 靴
ニューバランスのUSA・UK製のレザースニーカーには「4」の靴ではなく、最低でも「3」のバッグに使用されるレザーが使われます。
そのため、ニューバランスのレザースニーカーは他ブランドの革靴よりも上質なレザーが使用されていることも少なくないのです。
日本では選ばれたお店でしかUSA製を扱えない
ニューバランスのスニーカーはショップによって商品の品揃えが大きく異なります。
その理由は、日本のニューバランス正規店では簡単にUSA製・UK製のスニーカーを販売することが出来ないから。
販売力や店のコンセプトをニューバランスジャパンからチェックされ、評価の高いショップでしか販売することが出来ないのです。
その評価制度を嫌い、今では正規ではなく並行輸入でニューバランスを販売しているショップも少なくありません。
UK製では新しい品番の生産は行っていない
UK製のニューバランスは高級感あるデザインが特徴で、M1500やM576など人気の品番を多く生産しています。
M1500もM576も今ではUK製が当たり前ですが、元々はUSA製、つまりアメリカで生産されていたモデルです。
イギリスの工場では新しい品番の生産は行っておらず、既存の品番の生産しか行っていません。
新しいモデルの開発・生産はアメリカの工場で行い、そこからイギリスでも生産する品番がたまにあるという感じです。
ニューバランスのファンにはUSA・UK製にしか興味がない人も多いです。
もちろんアジア製のニューバランスも悪いわけではありませんが、これだけ違いがあることを知るとMADE IN USA・UKを履いてみたくなるのではないでしょうか。
まだアジア製のニューバランスしか履いたことのない人は一度検討してみてください!