α7SⅢレビュー|自分の動画撮影時に必需品となったミラーレスカメラ

ソニーα7SⅢ

2020年大注目だったミラーレスカメラ「ソニーアルファ7SⅢ」。

ぼくも発売直後に購入して仕事やプライベートで多様しているカメラです。

このカメラ、動画の性能ばかりが注目されていますが、もちろん写真を撮ることもできます。

スペック等を振り返りながらこのカメラを使用してみたレビューをまとめます。

圧巻の動画の性能

α7SⅢは動画のスペックが特に高いミラーレスカメラ。

これまでのαシリーズと比較して分かりやすい違いを挙げると「高画素設定での対応フレームレート数」と「高感度・低ノイズ撮影の実現」です。

4K、120Pでの撮影が可能

これまでのαシリーズは4K、30Pが限界で120Pで撮影してのスロー編集はフルHDの撮影をするしか方法がありませんでした。

しかし、α7SⅢは4K、120Pの撮影が可能。

▼参考動画になる映像見つけました

“golden sunset surfers”〜最新ミラーレスα7S IIIが映し出す4k 10bit s-log3スローモーションの世界

高画素でのスロー編集が可能となり、撮影の幅が一気に広がりました。

暗闇の中でも低ノイズで撮影が可能

もう一つの特徴は暗闇の中でも少ないノイズで撮影できるほどの高感度です。

α7SⅢ高感度テスト

こちらはISOを高くして撮影した映像。

一般的なカメラでISOを上げて撮影した場合ノイズが目立ちますが、α7SⅢでは多少気になる程度で十分素材として使用できるレベル。

元々高感度が売りのαシリーズの「S」ですが、5年ぶりに発売された新作は多くの人を驚かせました。

グリップ等のハード面の進化

ハード面での進化はまずはバリアングル。

ソニーα7SⅢ バリアングル

バリアングルはYou Tubeでライブ配信等を行う人はもちろん、撮影現場でのクライアントとの確認でも役に立つ多くの人が待ちわびていたディスプレイです

また、グリップがα7Ⅲやα7R4と比較して一回り大きくなっている点も注目。

ソニーα7SⅢ ソニーα7Ⅲ比較

左ソニーα7Ⅲ、右ソニーα7SⅢ

ソニーα7SⅢ ソニーα7Ⅲ比較

しっかりと安定して握ることができ、手持ちでもブレの少ない動画撮影が可能です。

アクティブモード

手ブレといえば新たに搭載されたアクティブモードも撮影の幅を広げてくれる機能の一つ。

フレームレートが120p以上の場合は使用できず、手ブレ補正の分画角も少しだけ小さくなりますが十分使えるレベルの機能です。

▼参考動画になる映像見つけました

【α7sⅢ】手ぶれ補正検証!ジンバルいらずなのか?!

ジンバルなしでここまで手ブレを抑えた撮影ができるのは本当に便利。

カメラ一つで様々なシーンを撮影可能です。

操作性が格段によくなった

α7SⅢはこれまでのαシリーズと比較して、圧倒的に操作性が良くなりました。

α7Ⅲやα7RⅣと比較してもその差は歴然。

ソニーα7RⅣレビュー|超高画質のミラーレスカメラの良い点悪い点
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ソニーα7Ⅲレビュー|実際に撮った写真や動画と気に入らなかった点
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直感的に分かるメニュー画面はストレスを感じず、撮影の現場でも助けられています。

ソニーα7SⅢ

実はぼくはキャノンからソニーへ乗り換えたカメラマンの一人なのですが、乗り換えた当初はソニーのメニュー画面に大きなストレスを感じました。

正直、メニュー画面が分かりづらくキャノンへ戻ることも考えたほどです。

操作性が向上した今回のα7SⅢは、これまでαシリーズのメニュー画面にストレスを感じていた人にとって、購入する大きな要因になると感じます。

α7SⅢの写真について

最近では2000万画素を超えるカメラが当たり前となっているミラーレスカメラですが、α7SⅢの有効画素数は約1210万画素。

明らかに一般的なカメラよりも低画素です。

では、画素数が低いからきれいな写真が撮れないかというと、そんなことはありません。そもそも、大きなテレビなどの大画面で見なければ、ほとんどの人は2000万画素も1200万画素も違いが分かりません。

さらに画素数が低いということは、その分たくさんの光を取り込むことが可能で、暗い中での撮影をするにはメリットとなります。

画素数が少ないからと言って、一概に動画だけでしか使えないカメラとは言えません。撮影シーンによってはα7SⅢだからこそ撮れる写真もあるのです。

気になる点

ここまでα7SⅢの良い点ばかりあげてきましたが、もちろんここはどうにかして欲しい、、という贅沢な悩みもあります。

特にα7SⅢは動画の性能が高いからこそ、それに付随するメモリーカードや編集を行うパソコンも、カメラに見合ったものでなければなりません。

正直α7SⅢのスペックに合わせて周辺機器を購入すると出費はかなりかさみます。

ぼくの場合はまずメモリーカード。

4K、120pの映像を撮影するために最新のCFexpress Type Aメモリーカードを2枚購入。これだけで70,000円以上の出費でした。

パソコンは元々以下のスペックのMacBook Pro16インチを使用していたのですが、これでも4K、120Pを編集しようとするとスムーズに行かず買い替えを検討中。

  • プロセッサ:2.4Ghz 8コアIntel Core i9
  • メモリ:64GB
  • グラフィックス:AMD Radeon Pro 5500M 8GB

ある程度の編集には耐えられるスペックのパソコンを購入したつもりでしたが、ストレスなく動画編集をするためにはさらに高スペックなパソコンが必要なようです。

どうにもならないとは思いますが、周辺機器でここまで出費がかさむとは思ってもいませんでした。

まとめ

本格的な撮影には欠かせないカメラとなった反面、使用目的によってはα7Ⅲでも十分事足りると感じました。

もちろん、α7SⅢの方が性能も操作性も上ですがその分価格も高いです。

使用頻度も少なく、高スペックのパソコンやメモリーカードを揃えることが難しい人には逆に使いづらいカメラにもなります。

おすすめのカメラですが、それを使いこなすだけの知識や備品が必要だと感じるカメラです。